はじめに
6月18日(土〜6月19日(日)に金沢駅地下広場で開催されたものづくりイベントNT金沢2022に参加してきました。
@create_clockこと、まえこっかくのSUZUKIさんに声をかけていただいて共同出展という形で 展示させていただきました。
オンサイト(物理イベント)で最後に展示したのは2020年12月5日(土)、6日(日)に岐阜県大垣市で開催された Ogaki Mini Maker Faire 2020以来ですので、 約1年半ぶりの作品展示でした。
展示した作品
今回は絵文字(emoji)で感情(emotion)を伝えるマスク、「EMOjiマスク」をメインに、LEDで表情が変わるキツネのお面「化ける!きつね面」を展示しました。 また、これまでに金沢で展示したことがなかった遠隔地の人とも向かい合った時だけ会話できる「ミエナイトデンワ」も展示しました。 いつものことですが、トランクいっぱいにして展示してきました。
#NT金沢 出展中です! pic.twitter.com/bgXbOuf8DL
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 18, 2022
それぞれ作品のリンクはこちら
他の方の作品紹介
いつもであれば、自分の作品展示ほどほどに、他のブースも廻るのですが (自分の展示をそっちのけで廻りすぎて、「カサネタ(堀)さんはブースにいない」と苦情を受けることも多々…。)、 今回はほとんどブースに張り付いていました。なので他の方の作品もあまり見れなかったのですが、それでも 見れた作品を紹介します!
タチコマ
会場で一際目を引いたのが、このタチコマです。人が乗って走行することもでき、1日目の終了後に実際に会場を走らせていました。 脳内で「バトーさん」が何度も再生されます。
今年の #NT金沢 で一際目を引いたタチコマ!
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 21, 2022
個人の力でつくれるのはすごい。
ちなみにこのタチコマはネトフリ。
僕が好きな神山監督テレビ版とは人が乗るところの形がちょっと違ってる!
目の前で展示してたんですが、「バトーさん」と声が脳内再生されてました。 pic.twitter.com/j1A9b1qyzN
ネコビットさんの自動演奏
MIDIを使った自動演奏に加えて、今回はインスタコードを引くと連動したクラッピーで演奏に参加できるギミックが追加されていました。 展示の数日前に思いついて実装したんだとか。演奏に加わっている感が得られてとても楽しかったです。 また、他の人の作品をその場でコラボしていく様子は、個人的にNTらしさを感じてしまいました。
ネコビット@necobitter @necobut さんのブース。MIDIを使った自動演奏に加えて、インスタコードを引くと連動したクラッピーで演奏に参加できる。演奏している高揚感を味わえて超楽しい。そして、よーく見ると机の下に@dominodaosi106さんのステッピングモーターが! #NT金沢 pic.twitter.com/DhwH36P09L
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 20, 2022
JA1TYEさんのESP32をつかったボイスチェンジャーなど
ESP32を使って、声を変えるボイスチェンジャーをはじめ、音を扱った作品が展示されていました。 声を高くしたり、低くする場合は周波数を変えることになるため、違和感なく周波数を変えるための工夫(周波数を低くする場合は同じ高さの音を違和感なく繰り返し入れるなど)をしているという話が とても興味深かったです。
@JA1TYE さんの展示。ESP32を使ったボイスチェンジャーやFM音源を展示していました。違和感なく周波数を変える話、興味深かったです。(自分もESP32で音を触ってみたい)
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 21, 2022
JLCPCB さんともコラボしていて、リファレンス定規いただきました!コラボ記事も楽しみにしてます!#NT金沢 pic.twitter.com/grbji9KsWq
シン・マエコッカク
まえこっかくのSUZUKIさんの前骨格ロボットが手をクロスすると、スペシウム光線シャボン玉を出せるように進化していました。
子供に大人気でした。
今回、展示でご一緒させていただいた、まえこっかくのスズキさん@create_clock の前骨格ロボット。腕をクロスすると、スペシウム光線(シャボン液)を出せるように進化してました!そしてブースのパネルもシン•マエコッカクになってましたw#NT金沢 pic.twitter.com/XRSa9jRo51
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 21, 2022
まえこっかくのSUZUKIさんといえば、前骨格ロボットも有名なのですが、ブース展示もいつも面白いんですよね。 今回は、子供の頃に遊んだ「ガリガリプロペラ」(僕の地元ではゴリゴリゴマという名前だったような)を振動モーターを使うことで 誰でも簡単に回せるという展示をしていました。(後で動画を撮らせてくださいねと言いながら忘れていたので、本人のツイートから)
昭和時代のてづくりおもちゃ「ガリガリプロペラ」。でこぼこしてる部分を割り箸で擦ると円盤が回ります。ただし回すコツがあって苦労してる人も。そういう人には緑のボタンを押すだけの振動モータ版を使ってもらうと笑ってもらえます。#NT金沢 pic.twitter.com/7gDI9AJWUb
— まえこっかくのSUZUKIさん (@create_clock) June 21, 2022
ZANGI BRONICA
かさあげさんの中判カメラをデジカメ化するプロジェクトの一つ。撮影例が展示されていましたが、なんとも言えない味わい深い写真が撮れていて、ロマンですね。 最近、カメラを新調して、個人的にカメラブームなところもあって、こういう方法のものづくりもやってみたい気持ちが沸いてきてしまいました…。
からあげさん @karaage0703 の中判カメラをRaspberry Pieを使って、デジカメ化した作品。撮影例の写真が味があって、ロマンですね。
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 24, 2022
他にも古いカメラを改造されている方がいて、自分もやってみたい気持ちが沸々と…#NT金沢 pic.twitter.com/4alNc1Nxmm
糸のない糸電話型
ryu_sakuraさんの糸のない糸電話の展示。 糸の代わりに光の明滅で音を伝えることで糸がない糸電話を実現していました。 紙コップの裏に貼った圧電素子で声の振動を光の明滅に変えて声をおくり、反対側の糸電話では光のセンサーを使って光の明滅となった声の信号を受け取り 圧電素子を振動させて、音を再生するという原理でした。 音を拾うのも、再生するのも圧電素子を使ってうまくいっているということでした。 原理的にも、とても面白い作品でした。 キットをしてワークショップもやられているようで、「キットあったら、作りたいです。」とお願いしてしまいました笑 ブースにいたところ「私も糸のない糸電話を作っているんですよ!」と声をかけてくださいました。
原理は同じのヒカリハンドベルもとても面白かったです。
光を音の周波数で明滅させて、ソーラーパネルで受けて音にするヒカリハンドベル。
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) June 23, 2022
これも面白い。同時に当ててもそれぞれの音が独立して聞こえました。#NT金沢 pic.twitter.com/LzEDkO03C8
ノギス型電圧チェッカー
かこさんの作品。ノギスで電池を挟む絵はドキッとしてしまいますが、こちらはテスターですのでご安心を。 通常のXYのマトリックスではなく、三相型にすることでRGBのLEDを駆動させる展示もとても面白かったです。 回路の形状、どうしても次のマトリックスが斜めにずれていくんだとか…。 話だけでは理解できなかった部分もあったので、同人誌をBoothで買って勉強します! (まだ届いていないので、届くのが楽しみです。)
これはあかんやつやw
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) 2022年6月21日
ではなくて、ちゃんと電圧が測れるノギス型チェッカーでしたw
まこさん@MakoTr_315 の作品。#NT金沢 pic.twitter.com/Oo0Hm2TMLn
この三相型RGBマトリックスLEDの話もすごかった!
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) 2022年6月21日
まこさん、Twitterでいろいろと面白いものを作ってるのを見てたので、作品が見れて、直接話が聞けてよかった!#NT金沢 pic.twitter.com/9MfGUbOpcv
うちのシロ
出前プラネタリウムでお馴染みのヒゲキタさんのうちのシロ。 尻尾を左右に揺らしながら、のっしのっしと会場を闊歩していました。 背中に乗っているのは風船でなんでも作れる大道芸人のうーさんの作品だそうです。
あるシロちゃんの様子。
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) 2022年6月21日
シロちゃんの上にミニシロちゃん乗ってた。
これもまたかわいい。うーさん@uoo2525 が作ったのかな。#NT金沢 pic.twitter.com/xB4tkrElDt
Omicro
ichiseさんのボール型ロボットOmicroの展示。 twitterで投稿されていたARのomicoを見せていただきました。 ARのOmicoと物理のOmiocoが相互に影響しあう話、面白かったです。
ARのOmicroも見せてもらいました。
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) 2022年6月20日
SNSでは拝見してますが、実際に見せてもらうのは多分はじめて。 #NT金沢 pic.twitter.com/Ikj2hICCW3
コスプレの方々
本格的なコスプレをしている方が会場を盛り上げていました!
先週の #NT金沢 、コスプレの方多かったなぁ。きつね面でこの中に加わればよかったかな笑 pic.twitter.com/2LyNRoLkfd
— Yosuke Hori / カサネタリウム (@kasanetarium) 2022年6月25日
見落としていて悔しかった作品たち
帰って、#NT金沢 のツイートを全部見たのですが、完全に見落としていて、悔しい思いをした作品…。 他の方のツイートを引用させていただきます。 (1日目の夜に復習すればよかったと後悔しています。)
Timer 555 Circuit sculpture
タイマーIC 555を使ってLEDを光らせる、空中配線の作品。 点滅の周期を変える抵抗の部分はハンダ付けしておらず、載せ替えることができるとのこと。 実はからあげさんのカメラの隣にあり、自分の撮った写真にも写っているのに、見落としていました…。 悔しい…。
空中配線で可変抵抗を載せ替えるとクロック変わって色が変えれる。なるほど感 #NT金沢 pic.twitter.com/xtayXgOKWt
— Hirotaka Niisato (@hirotakaster) 2022年6月19日
RewindTimeClock
あおいさやさんの時間を5分だけ戻すことができる時計。 ただ戻すだけでなく、その後で少し早めに針を動かすことで(1分を59秒で回していくことで)、5時間かけて元の時間に戻るそうです。
GreenPAKという回路をソフトウエアで書き換えられるIC(私もよく理解していないのですが興味あり)を使っているそうで、 その辺の話も詳しく聞きたかったです…。
あおいさんとはよく挨拶している方で、1日目の展示終了後に「明日行きます!」と言いながら、行けなかったことを後悔…。 次のイベントで観れるといいなと思います。
100均の目覚まし時計と青軸とGreenPAKと3.3V昇圧回路と150オーム抵抗で作りました。#GPAKパズル pic.twitter.com/tJPNa2U8zp
— あおいさや (@La_zlo) 2020年5月10日
yukima0707さんのmicro bitを振ると回転するコマ。 toioがコマを回転させているようです。 こういうインタラクティブな作品好きです。 こちらも、展示されていることを知っていて、ブースに行けなかった…。
ふりふりすると見え方が変わります! #NT金沢 pic.twitter.com/smcLu7c1ZB
— yukima0707@NT金沢 (@yukima0707) June 18, 2022
360°映像を撮ってみた!
insta360 one を持って行っていたので、NT金沢2022全体の様子を撮影してみました。 通り過ぎるだけなのと、画質もそんなによくないので、雰囲気が伝わればと思います!
品モノラジオ #058
品モノラジオ#058にゲスト出演して、NT金沢の話をしました。 久々の展示で感じたことなどを中心にお話ししました。 もしよければ聞いてみてください!